認め合い、活かし合う。
“長岡の共生”が地域を救う
地球広場の特徴は、国際交流から国際協力、そして多文化共生の取り組みを、行政として一体的に行っているところです。
行政が担う強みは、教育や言語などの生活支援を専門部署と連携して行えること。地球広場が多文化共生の拠点となり、全国的な先駆者として取り組んできました。
中越大震災は大きな転機でした。「誰も排除しない」という想いは、災害のたびに強くなっています。国籍にかかわらず、誰もが暮らしやすい環境づくりが重要です。そして、多様な文化や価値観は、まちの活力を高めるきっかけになります。外国人市民の中には、得意分野を活かして働く人、支援される側から支援する側となる人も増えました。多様性を認め合い、まちづくりのパートナーとして新しい共生の形を見つけることで、地域課題の解決にもつながるはずです。
まずは、料理や映画、気軽な交流などから外国に目を向けてみませんか。違うことが問題ではなく、理解しないことが問題なのです。
私たちは、長岡市民であると同時に“地球市民”です。お互いを理解し合い、みんなが輝けるまちにしていきましょう。 |
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長岡市国際交流センター
「地球広場」センター長
羽賀 友信 さん |
世界66カ国を訪問。カンボジアの難民医療支援など国際貢献の最前線で活動。全国の災害では外国人支援に尽力。JICA理事長賞のほか受賞多数 |