サル対策を強化

農作物を守るため
地域住民をサポート

▲サルに食い荒らされたキュウリやトマトなどの農作物。家庭菜園への被害も深刻です

▲ワイヤーがたるみ、効果が低下している電気柵
 市内では栃尾地域および山古志地域の一部に生息するニホンザル。農作物を食い荒らし、地域住民に大きな損失を与えています。昨年度のサルによる農作物の被害額は約130万円に上りました。
 そこで今年度、市はサル対策を拡充。被害を防ぐため、住民の取り組みをサポートします。

サルの居場所を特定
早めの対策が可能に

 サルが生息する地域の住民を対象に、出没場所や行動経路を確認できるウェブサイトを公開。追い払いの準備や農作物の収穫時期の検討など、早期に効果のある対策に取り組めるよう、後押しします。

電気柵の管理を
専門の点検員が助言

 電気柵の効果的な使用を促進するため、専門の点検員を新たに配置。市の補助制度を利用して整備された電気柵を巡回し、適切な設置・管理をアドバイスします。効果を十分に発揮させ、田畑へのサルの侵入防止につなげます。
【問】鳥獣被害対策課☎39・2348

夏もクマに注意

▲具体的な対策はこちら
 中山間地域を中心に目撃情報が多数寄せられています。クマは春から秋にかけて行動が活発になります。被害に遭わないよう、ごみを外に放置しないなど、一人ひとりができる対策をしましょう。

7.13水害から20年 記憶を伝える

 平成16年7月13日の水害で3人が犠牲となった中之島地域で、防災メモリアル追悼セレモニーを開催。会場に集まった地域の住民や小・中学生など約150人が、刈谷田川の堤防が決壊した午後0時52分に合わせ、黙とうをささげました。
 今年は、水害時に救助された旧中之島保育所の元園児らも参加。災害支援活動に携わった人へ感謝の気持ちを伝えました。献花台には多くの人が折り鶴や花を手向け、教訓を忘れないとの想いを胸に、犠牲者の冥福を祈りました。(7月13日)

東西道路の4車線化へ、勢い増す

 長岡市の東西をつなぐ「長岡東西道路」の全線4車線化などの実現に向け、関係団体などと組織する期成同盟会の総決起大会を開催しました。
 フェニックス大橋周辺の渋滞緩和が課題となっているほか、大規模災害時の避難経路として重要性が高まっている東西道路。4車線化などにより、交通の円滑化や安全性の向上が期待されます。大会には国や国会議員、県議会議員などが来賓で出席。同盟会は集まった約300人の市民を前に、国や県へ早期実現を強く働きかけていく決意を表明しました。(7月15日)