本市は、“いつでも、どこでも、だれでも”まなべる生涯学習社会の実現を目指して、生涯学習推進の方向性を示した長岡市生涯学習推進計画を平成4年3月に策定しました。

　平成13年3月には、「第二次長岡市生涯学習推進計画」を、平成23年3月には「第三次長岡市生涯学習推進計画」を策定し、基本目標として、人材と文化をはぐくむ人間性豊かなまちの実現を掲げ、市民一人ひとりが主体的、継続的に学習活動に参加し、学習機会の充実や学習活動を支援するための体制の整備などの生涯学習施策を推進してきました。

　平成28年3月には、「第四次長岡市生涯学習推進計画」を策定し、自主的に学びの活動に取り組み、学びを通して人と人がつながるまちを目指し、近年顕在化している課題に対して実効性が高まるような施策を展開してきました。

　当初の計画から約30年間、計画に基づいた事業を着実に実施した結果、生涯学習に関する施設が多数オープンし、市民の力を活用した学びも広がるなどの生涯学習計画の成果が表れています。このように、多彩な学びが実現できる体制が整ったことから、本計画の役割は果たされたとして、本市では第四次計画をもって生涯学習推進計画を終了します。今後は、新たな方向性に従いながら、引き続き生涯学習の推進に取り組んでいきます。

　これからの本市における生涯学習は「行政が与える」のではなく、市民が主体となり自分たちのやりたい学びを、これまで築いてきた学びの施設や人材、行政の下支えによる「市民協働型」で進めていきます。

　また、本市は、平成28年に「長岡市総合計画」を策定し、誰もが健やかに、快適な暮らしと活力あるまちをつくり、オール長岡で輝き続ける長岡を目指しています。その将来像の実現に向け、長岡への愛着と誇りを持った人材の育成を政策の一つに掲げ、生涯学習の推進の方向性として、生涯にわたるまなびの場の充実に取り組んでいます。

　近年、学びに対するニーズやその形態は大きく変化しており、このような状況に柔軟に対応するため、新たな方向性や上位計画である「長岡市総合計画」に従いながら、発展し続ける学びの動向に注視し、市民協働型の生涯学習を進めていきます。