最終更新日 2024年9月9日
アライグマは北米を原産とする哺乳類で、ペットとして1970年代に輸入され国内で飼育され始めましたが、どう猛な性格などの理由から飼育放棄等により野生化し、全国各地で生息頭数の増加・生息域の拡大を見せています。国は外来生物法にもとづく特定外来生物に指定し、地域からの根絶を目指す対象としています。新潟県内においては、数は少ないながらも捕獲実績や目撃情報があり、定着・分布拡大が危惧されています。
下記のアライグマの特徴をご覧いただき、目撃した場合は環境政策課(連絡先はページ下部に記載)にご連絡ください。可能な場合は、写真や動画の提供をお願いします。撮影される際は、アライグマは攻撃的で気性の荒い動物ですので、むやみに近づきすぎないよう、ご注意願います。
画像の出典:環境省提供
アライグマと見間違いやすい動物がいますので、下の画像を参考にしてください。
画像の出典:環境省提供「特定外来生物アライグマ」リーフレット
生態系被害
強力な天敵や競争種となる動物がほとんどいないこと、雑食性で何でも食べてしまうことから、在来の生態系に大きな被害をもたらします。冬眠中のカメの手や頭をかじって食べたり、希少な両生類が食べられ個体数が減少するといった事例があります。
農林水産業被害
野菜類、果実類、家畜飼料、コイなどの養殖魚など、加害対象は多岐にわたります。手先が器用なため、スイカは小さな穴をあけて中身だけ食べるといった特徴的な痕跡を残します。
生活環境被害
人家の屋根裏や廃屋に侵入して住み着くことがあるため、爪による建物の破損や糞尿による汚染といった被害があります。また、神社仏閣などの文化財への被害も問題になっています。
人獣共通感染症の媒介
狂犬病やアライグマ回虫による幼虫移行症などの感染症の媒介が懸念されています。
鳥獣保護管理法にもとづく捕獲許可(有害鳥獣捕獲許可)
外来生物法にもとづく防除のための捕獲
このページの担当