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サル被害対策について

最終更新日 2024年1月9日

「サルによる農作物等の被害」の画像

 近年、サルによる農作物等の被害が増加しています。
 サルにとって、私達が大切に育てた野菜は、山では手に入らない最高に美味しい食料です。そんな美味しい「味」を覚えてしまったサルは、危険を顧みず、どんどんと里へ下りてくるようになります。

 しかし、一体どこに、サルが生息しているのでしょうか?
 なぜ、サルがやって来るのでしょうか?

1. サル被害の原因について

  • 原因① 集落にエサがあるから
     ⇒ 果物や野菜が、無防備に外に放置されていませんか?
  • 原因② 簡単に、農作物へ手出し出来るから
     ⇒ 農作物を守るため、対策(柵やネット等)をしてますか?
  • 原因③ 逃げる時に、草やぶに隠れられるから
     ⇒ 山と畑の間は、「草やぶ」になっていませんか?
  • 原因④ 人間が追払わないから
     ⇒ サルは決死の思いで食料を探しに、里へ下りてきます。この時、人間が「追い払い」をしなければ、サルは人間を怖くない動物として認識し、「里は食料庫」と勘違いするでしょう。

この中で、1つでも、普段の行動で心当たりがある場合は、今すぐに、サルが来ない対策を始めましょう!

2. 私にもできる被害対策について

サル被害対策は、(1)1人で出来る対策 (2)みんなで出来る対策 の2つに分類されます。この2つの対策を、総合的に行うことで、初めて「対策の効果」が現れます。

(1)1人で出来る対策

  • 対策① 畑に作物を放置するのは 止めましょう!
     畑に野菜が放置されていませんか? 
     柿や栗の木等に、収穫し残した実は付いていませんか?
  • 対策② ネットや電気柵を張りましょう!
     スキなく張って、動物から農作物を守りましょう!
  • 対策③ 草刈りをして見通しを良くしましょう!
     サルが出てきやすい場所は、いざという時に身を隠す場所がある所です。見通しがきくよう、草刈り等で山ぎわや田畑を整備し、サルの「嫌がる里」にしましょう!
「1人で出来る対策」の画像

(2)みんなで出来る対策

対策① サルを追払いましょう!
 サルを見かけたら、ロケット花火等で追払い、里に出ると、痛い目にあうことを覚えさせましょう。そして、「人間は危険」ということを覚えさせましょう!
 対策をしても、サルが畑に来てしまう…それは、サルが人間を危険だと認識していないからです。

3. サルの行動域調査について

市では、平成28年度から、自己防衛対策・集落対策等に役立てるため、サルの行動域調査(テレメトリー調査)を行っています。

(1)サルの行動域調査(テレメトリー調査)とは?

「サルに装着する発信器」の画像
▲サルに装着する発信器

これは、サルに首輪型発信器を取り付け、その位置を追うことで、群れごとの行動域等を調査するものです。

【サル知識】
ニホンザルは、通常20~100 頭の「群れ」で生活しています。
この群れは、「メスと子供」が中心で、オスは、ハナレザルになったり別の群れに入ったり旅をします。
このため、テレメトリー調査では、メスに発信器を装着します。

(2)調査方法

サルのテレメトリー調査は、以下の器具を用いてサルの群れを探し、受信機の反応または目視による確認により調査しています。

「受信機とアンテナ」の画像
▲受信機とアンテナ
「テレメトリーの様子」の画像
▲テレメトリーの様子

(3)調査結果

平成28年9月に調査を開始し、現在、3~4群れを確認しています。
≪栃尾地域におけるサル群≫

個体群No. 出没地区
群れ① 東谷地区、入東谷地区、西谷地区
群れ②、群れ②´ 西谷地区、半蔵金地区、中野俣地区
群れ③ 上塩谷地区

今出来る対策を、みんなで始めましょう!

このページの担当

環境政策課
〒940-0015 新潟県長岡市寿3-6-1(環境衛生センター)
TEL:0258-24-0528  FAX:0258-24-6553

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