（1）特殊詐欺の手口は、下記の10類型に分類されます

• オレオレ詐欺
  　警察官、弁護士等を名乗り、親族が起した事件・事故に対する示談金等を名目に現金をだまし取る（脅し取る）手口です。
• 預貯金詐欺
  　警察官、銀行協会職員等を名乗り、「あなたの口座が犯罪に利用されている。キャッシュカードの交換手続きが必要」等と言って、キャッシュカード等をだまし取る（脅し取る）手口です。
• 架空料金請求詐欺
  　有料サイト等について、「未払いの料金がある。支払われない場合、裁判になる。」等とメールやはがき（封書）で知らせて、金銭等をだまし取る（脅し取る）手口です。
• 還付金詐欺
  　医療費、税金等について、「還付金があるので手続きが必要。」等と言って、被害者にATMを操作させ、犯人の口座に送金させる手口です。
• 融資保証金詐欺
  　実際には融資しないのに、簡単に融資が受けられるものと信じ込ませ、融資を申し込んできた人に対し、「保証金が必要」等と言って金銭等をだまし取る（脅し取る）手口です。
• 金融商品詐欺
  　架空や価値のない未公開株、社債等や高価な物品等について虚偽の情報を教えて、購入すれば利益が得られるものと信じ込ませ、その購入代金として金銭等をだまし取る（脅し取る）手口です。
• ギャンブル詐欺
  　雑誌に「ぱちんこ打ち子募集」等と掲載したり、メールを送り、会員登録等を申し込んできた人に、登録料や情報料として金銭等をだまし取る（脅し取る）手口です。
• 交際あっせん詐欺
  　雑誌に「異性紹介」等と掲載したり、メールを送り、紹介を申し込んできた人に会員登録料金や保証金として金銭等をだまし取る（脅し取る）手口です。
• その他の特殊詐欺
  　上記に該当しない特殊詐欺をいいます。
• キャッシュカード詐欺盗
  　警察官や銀行協会、大手百貨店等の職員をかたり、「キャッシュカードが不正に利用されている。交換が必要。」等と言って、被害者に接触し、キャッシュカード等を封筒に入れさせ、隙を見てキャッシュカード等をすり替えて持ち去る（盗み取る）手口です。

（2）SNS型詐欺の手口は、下記の２類型に分類されます

• SNS型投資詐欺
  　著名人をかたる投資に関する広告等によりSNS等の投資グループに誘い、スマートフォン等の画面に利益が上がったかのような偽の情報を表示させるなどして安心させ、投資金や出金手数料等の金銭をだまし取る手口です。
• SNS型ロマンス詐欺
  　SNSやマッチングアプリ等を通じて恋愛感情や親近感を抱かせ、投資金や贈り物を受け取るための税金等の名目で、金銭をだまし取る手口です。