グリーンカーテンとは、ゴーヤやアサガオなどのつる性の植物を、建物の窓や壁に沿わせて茂らせたものです。夏の強い陽射しを和らげ、室内の気温が上昇するのを防ぐ効果があるので、夏季のエアコンの使用量が抑えられ、地球温暖化防止や節電に役立ちます。また、緑の葉を通してくる柔らかな光に、癒されること間違いなしです!
みなさんも、家庭で、職場で、グリーンカーテンづくりをしませんか?
①土を作る!【4月~5月中旬】
苗を植え付ける2週間前くらいに、培養土に元肥をまいて耕し、土を熟成させる。
②種をまく!【4月~5月中旬】
種をまく前に、一晩水につけておく。
★ポットで発芽させる場合・・・ポットに土を入れ、種を置いて、土を1cmほど被せてから水をあげる。本葉が3~4枚になった頃、土ごとプランターに植え替える。
★プランターに直接まく場合・・・種を数粒ずつ30cm間隔でまき、土を1cmほど被せてから水をたっぷりあげる。本葉が2~3枚出たら、元気のないものは根元からカットする。(根が傷むので引き抜かない)
③苗を植える!【5月~6月中旬】
プランターに、30cm間隔で植える。(目安は、60ℓプランターに2株)
植え込み後1カ月くらいまでは、土の表面が乾いたら、その後は朝か夕方の1日1回、たっぷり水をやる。
④ネットを張る!【5月~6月中旬】
(例)ネットの上端と下端をそれぞれパイプ等に結束タイで締め付ける。ネットの上端をベランダや軒下に固定する。 ネットを歪みなくピンと張り、下端を杭等で地面に固定する。(プランターの下にネットを巻き込む方法もある)
※簡単に済ませるなら、市販の支柱とネットのセットを購入する方法がある。
⑤ツルを手入れする!【5月中旬~6月下旬】
グリーンカーテンに仕立てるためには、摘心とツルを誘引することが大切。
★摘芯・・・親づる(中心の一番太い茎)の本葉が6~7枚になったら、親づるの先を2~3cm切る。こうすることで、強いわき芽が出る。
★誘引・・・分枝したつるを、横に広げてネットにからむようにする。
⑥追肥する!【6月~9月上旬】
固形の化成肥料の場合、月に2回程度、1株につき10gくらい与えます。根元から離して、軽く埋め込みます。
⑦収穫する!【7月~10月上旬】
実がなったら、先が薄黄色になる前に収穫する。実の成長が止まり、表面の粒々が大きくはっきりした頃が適当
※「グリーンカーテンガイドブック」(公益財団法人新潟県環境保全事業団)、「始めよう!グリーンカーテンマニュアル」(環境省)から抜粋